2010年08月17日

外社会への志向性

昨夜の事例検討会も学びが多かった。

詳しくは書けないが、簡単な例え話に変えて備忘録とする。

例えば、
私が寝たきりになったとする。
認知面での障害は、まだ無い。
年齢は、60歳前後。

自宅で横になっていると、約束していた水道設備屋さんがやってくる。
水漏れを修理するためだ。
私は、おそらく「よろしくお願いします」と丁寧に言うだろう。

その後、安否確認のボランティアさんがやってくる。
私は、たぶん「なんとかやっています。いつも、ありがとう」
と感謝の気持ちを述べるだろう。

その後、担当のケアマネさんがやってくる。


さて、担当のケアマネさんに対する私の態度はどうだろう?
水道設備屋さん、ボランティアさんと全く同じように、
感謝し、慇懃な態度がとれるだろうか?

自信がない。

寝たきりになっても、
外社会と繋がっていたいという志向性は残るはずだ。
社会的に有用でありたいとの願いは、まだあると思う。
そこを震源として、水道設備屋さん・ボランティアさんとは違う対応に出るのではないか?
私の性格からして、担当のケアマネさんに対して
「私も元ケアマネだったのです。それなりの知識はまだ持っています」
という有言無言のアピールをするのではないか?


昨夜の事例は、示された多くの情況に、私自身の心情からの類推を掛け合わせて、
事例に登場した方の主観的世界を理解するための仮説を立ててみた。


また同時に、愛される高齢者にならなくてはと「向老」の学びにも繋がった。

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2010年08月09日

囚われないで大切にする

北九州市若松区での事例検討会。

私自身が、仮説にたどりつく「足取り」を見つめるには、
もってこいの事例でした。

まだまだ職人芸で仮説を立てている私が
早急にやらなければならないことは、
収集した情報から、アンビバレントを見つけるプロセスを
可視化することです。

そのヒントの一つを
北九州市若松区で見つけたような気がします。

ケアマネさんは、
利用者・家族の言葉の表層に囚われる傾向があります。
研修会では、「囚われてはいけない」ということを再三言うのですが、
それでも囚われるのです。

その原因は、私にありました。
私が囚われないための具体的な方法を示していなかったからです。

私自身は、言葉の表層をどのように扱いアンビバレントの仮説を作っているのか、
という思考の「足取り」を見つめてみました。
すると、囚われてはいないが大切にしている、ということに気づきました。

そこで、今日の事例検討会では、
「囚われてもよい!」というところから、切り込んでみました。
囚われながらもアローチャートで大切に整理をし
アンビバレントを意識しながら「言い直し」をするという方法です。
「言い直し」の際は、もちろん根拠が必要となります。

今後の事例検討会では、この方法を試してみたいと思います。

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posted by となりのトヨロ at 18:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 事例検討会での学び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月08日

あなたかも知れません

ケアマネ関係雑誌の新連載の拙稿、
やっと入稿までこぎつけました。

アローチャートでの事例検討会を誌上で紹介するのですが、
事例提供者・事例検討メンバーと私という関係に加えて
「読者」を意識する必要があり、
少々、時間がかかりました。

しかし、編集職人Sさんのアドバイス(神の声)により、
事例提供者・事例検討メンバーと私が一緒になって「読者」に向き合い、
事例検討で得られたものを報告する、というスタンスを見い出すことができました。

限られた誌面です。
言葉が足らなくなったり、アローチャートが部分的になったりしています。

日の目を見ることができましたらまたご案内しますので、
ご批判をお願いしたいと思います。


この新連載は、「ケアマネの視点を豊かに!」という願いを込めています。
そのために、事例検討の中で気づけた瞬間を報告し、
気づきのヒントを読者に示そうと考えています。

そして、普遍的で汎用性に富む気づくためのフレーム
読者の皆さんと一緒に創って行きたいのです。

そこで、もう一つお願いがあります。

私が声をかけますので、その時は、
原稿を書いてください!
アローチャートを描いてください!

よろしくお願いします。
(私を一人にしないでくださいわーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)

声をかけさせていただくのは、
あなたかも知れません。


posted by となりのトヨロ at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 事例検討会での学び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月02日

Skype で事例検討!?

名前だけは前から知っていたのですが、
Skype(スカイプ)なるものをパソコンにダウンロードしてみました。

ダウンロードも利用料も無料!
(有料の機能もあるが、使わなければいい)

公式ホームページ
http://www.skype.com/intl/ja/home/

相手の顔を動画で見ながら、話ができるんです。
(チャットのように文字通信だけでも可能)
テレビ電話みたいなものです。

私のノートパソコンには、ちっちゃなカメラが付いていましたので、
すぐに始めることができます。
それが無い場合は、外づけのカメラを購入する必要があるようです。

マイクやヘッドホンも要るのかな?
(無くてもパソコンのマイクとスピーカーで
できるような気がするのですが・・・)

見せたい資料もその場で送ることができます。
(これがいい!)



私は何を考えているのでしょうひらめき

そうですグッド(上向き矢印)
アローチャートをメールでやり取りしながら、
事例検討会やカンファレンスができないだろうか?と考えています。

アローチャートの特性が生きると思うんです。

忙しいケアマネさんが一堂に会して・・・これが理想なのですが、
たびたび行うことは難しいです。

一度講義を受けてくだされば、後はSkypeで事例検討手(チョキ)

そんなことできませんかね〜わーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)


【現在の疑問】
テレビ会議に何人まで参加できるのかなぁ〜???
1対1じゃないとだめなのかなぁ〜???

Skypeについては、まだまだ分からないことだらけです。
お詳しい方がおられましたら、アドバイスくださいませexclamation×2
お待ちしておりますぴかぴか(新しい)





posted by となりのトヨロ at 11:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 事例検討会での学び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月01日

思考タイムは、図!

今日は、朝からワード・エクセルと格闘していました。

某雑誌に連載予定の原稿を書いていたのです。

過日、福岡県朝倉市のケアマネさんと実施した
事例検討会のエッセンスを文章にしたのですが、
手こずりました。

事例検討会は、アローチャートを使って行うのですが、
図を多用し検討した事例を文章化するということが、
いかに難しいかよく分かりました。

図であれば、「ここ」とか、「こっち」とか言いながら指し示せばよいわけですが、
文章ではそうはいきません。
やっとの思いで書きあげたものの、読者に伝わるのかと心配です。

文章化する作業で、
図を使った事例検討会の凄さを再認識したということにもなりますが、
その凄さが伝わるのかという心配なのです。

もちろん、
図というものが仕事や生活のすべてをカバーしてくれるわけではありません。
「評価」や「記録」という正確性を求められる局面では、
図は、補足の材料としか認められないことがほとんどです。

しかし、大いに役立つことも事実です。

私は、文章を書く前に、プロット(筋)を図式します。
そうすれば、ブレが生じることもなく、
長文の中で自分が迷子になることを防ぐことができます。

ジェノグラムやエコマップも同じような効果があります。

考えがまとまらない時は、
昨日の記事でご紹介したマインドマップも使います。

やはり、図というものは、
どう考えるのかという「思考タイム」に用いるべきものなのでしょう。

つまり、図と文字は互いを補完するものであり、
両者の間をフレキシブルに往来できる能力を持つことが、
そのまま仕事や生活の柔軟性や発展性につながるのではないでしょうか。

たくさん伝えたくて欲張って書きました。
結果、文章が長くなってしまいました。

メールで編集職人Sさんに送りましたが、
手直しなのでしょうね〜(汗)。
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2010年07月11日

違和感探しとアンビバレント

昨日 (7/10) は、福岡県朝倉市のケアマネさんたちとの事例検討会でした。

事例提供者からの事例紹介の後、事実確認のための質疑応答と続きます。

普通なら、「はい、アローチャートを描いてください」と展開するのですが、昨日は少し新しいことを試してみました。

もう一度、事例提供シートに目を向けて、「本人・家族の発言の違和感探し」を行いました。

これは、本人の価値観を掘り下げ、アンビバレントを発見するのに役立ちます。

今回の事例では、本人が自分の妻を「お母ちゃんが...」と表現する場面と、「妻が...」と表現する場面があることに着目しました。

この「語り分け」は、何を意味するのかと投げかけ、考察を深めていきました。

結果、本人が社会を志向する場合に「妻が...」、夫婦の親密さを夫の役割で表現する場合には、「お母ちゃんが...」と語り分けているのでは、という仮説Aを引き出しました。

そして仮説Aは、別の根拠から導き出した「本人が社会的役割を求めているのではないか」という仮説Bを補強する事になりました。

このようにして、障がい等のために「諦め」の発言とは相反する価値観にたどり着き、アンビバレントをアローチャートで表現することができました。

※ 現在、準備中の誌上事例検討(雑誌連載)では、アローチャートを示しながら、このような解説を試みてみたいと考えています。
posted by となりのトヨロ at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 事例検討会での学び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月11日

取り急ぎ

嬉しいお話が相次いだ。

一つめは、沖縄研修のご依頼があったということ。
介護支援専門員 専門研修 専門課程Uである。
沖縄では、今年度から沖縄県介護支援専門員協会さんが主催される。昨年までは、主催である沖縄県より招かれていたので、沖縄県介護支援専門員協会さんにパイプの無い私は、半分あきらめかけていた。

きっと、どなたかのお口添えなのだろう。ありがとうございます!
また、沖縄のケアマネさんに会えると思うと、顔が緩んでくる。

そこへ二つめのお話が舞い込んだ。
川崎市の介護支援専門員の連絡会さんからのご依頼。
8/29に川崎市で研修会をするのであるが、それとは別のお話だ。
夢に描いていた「関東のケアマネさんと酒を・・(失礼)・・関東のケアマネさんとケアマネジメントを語り合う」に少しずつ近づいている。

ありがたい。ありがたい。

このようなご縁は、きっとどなたかが創ってくださっている。
お会いしてお礼を申し述べるが、取り急ぎブログ上で・・・。

「本当に、ありがとうございます。」


※日程は、正式な依頼があってから掲載させていただきます。

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posted by となりのトヨロ at 13:04| Comment(6) | TrackBack(0) | 事例検討会での学び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月06日

事例検討会を誌上で紹介

「アローチャートを使った事例検討会を誌上で紹介する」という企画がある。

なかなかいい企画だと感謝している。

これがあれば、アローチャートの描き方だけではなく、「どのような順序で自分の思考を組み立てればよいか」をお伝えすることができそうだ。

現在、思考の組立てを一般化したいと思っているのだが、その作業と並行していくこともできる。


早速、具体的な準備に入った。

よく考えてみると、これまで事例検討会では記録を残していない。

描いたアローチャートを走り書きしたものくらいはあるが、検討の内容を時系列で...などというものは無い。

事例提供者が主役なので、「あ〜、事例を提供してよかった。明日からは、この仮説を踏まえて実践してみよう」と思ってさえいただければよいと考えてきた。

「しまった。こんなことなら...」と後悔しきり。このあたりが私のアマイところだ。

これからは、きちんと記録するぞぉ!


ということで、事例検討会ご参加の皆さま、ご理解とご協力をお願いしますね。
posted by となりのトヨロ at 17:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 事例検討会での学び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

「事例研究」をどう理解する?

 介護支援専門員 専門研修課程Uのためのテキストが届いた。白澤政和先生と福富昌城先生が監修をされている。(編集:大阪介護支援専門員協会).中央法規.

 まだパラパラと眺めているところだが、虐待、医療ニーズ、ターミナルケア、行動心理症状、価値観対立などのページには付箋紙を貼り付けた。直感的に、じっくり読まなければと感じたからである。

 逆に、分かりにくいと感じた箇所もある。それは、「事例研究」について説明している部分である。(実は、この部分を担当するので最も興味ある箇所だった)

 執筆者は、複数の角度から説明を試み、読者の理解を深めようとしておられるのだろうが、私の錆びつき始めた脳では整理しにくい。

 以下、抜粋。

 「事例検討を意識的に積み重ねていくことによって、(中略)特定の個人やケースの検討と対応を超えて、介護支援専門員や関係者との間で、普遍化・一般化するべき課題を明らかにする「研究」となる。」

 「事例研究は、介護支援専門員の支援のありかたや支援の過程と結果について評価を行うものである。」

 「事例研究は、具体的な援助内容や出来事の検討を通じて、自分のもつ人間観や援助観を見つめ、介護支援専門員としての専門性、つまりよって立つ価値を確認し、必要な知識、技術や技法を習得していくための学びの方法である。」

 う〜ん。
 私は、どう説明し、どのように研修を展開すればよいのだろうか?

posted by となりのトヨロ at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 事例検討会での学び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月24日

事例検討会の流れと様式

 アローチャートを使った事例検討会では、オリジナルの用紙に事例をまとめていただくことにしています。

 これは、「課題分析標準項目」に手を加えたものですが、各項目ごとに、(1)問題と思われる状況 (2)印象に残っている本人・家族等の言動 を記入していただきます。

 事例検討では、(1)と(2)の関係を見ながら、特に(2)を掘り下げていきます。
目的は、本人・家族等の価値観に触れるためです。(2)の中に登場する言動には、多くのメッセージが隠されていて、総動員されるその他の情報との関連性を検討していきます。また、そこから得られる価値観の仮説は、一旦「生活」の文脈に組み込みながら検証をし、採用する仮説を決めていくという方法をとります。

 ※今日のこの記事は、6月から12月にかけて、各地で行っていく研修会に参加される方々に(参加された後でも構わないので)読んでいただくためのものです。
posted by となりのトヨロ at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 事例検討会での学び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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