2010年07月12日

堺市 アローチャート研修会

大阪府 堺市にて、下記の通りアローチャートの研修会を行います。

http://www.tsukushinokai.com/index10.html

7月16日(金)
13:30〜16:30
堺市民会館


※なんと、神奈川県のどりーむさん、鳥取県のAさんも駆けつけてくださいます!

夜は、ケアマネのみなさんと語り合いたいと思います。

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2010年07月08日

介護サービス情報の公表

介護サービス情報の公表の調査。

事業所は、
時間にも金銭的にも負担を強いられてきました。

長妻厚生労働大臣は、
手数料負担の廃止に言及し、
システムそのものの見直しも表明しています。

http://news.tbs.co.jp/20100707/newseye/tbs_newseye4471211.html

事業所の殆どは、
「賛成!」と叫んだニュースではなかったかと思います。

でも、
この見直しへの動きの端緒は、
天下り法人の点検であることを心にとめておく必要があるでしょう。

つまり、
「時間や費用をかけても、利用者の権利を守ることに繋がらないではないか!」等という、
このシステム自体の評価によって動き始めたものではない、
ということです。

(もちろん、
厚生労働大臣の表明に至るまでには、
「あとづけ」ではあるでしょうが検証はされたはずです。)

私が心配しているのは、
(見直しが行われるとして)
その代わりとなる権利擁護のためのシステムに関して心を砕いている人が
どのくらいいらっしゃるか
、ということです。

システム自体の評価から生まれた見直し論であれば、
代案は立てやすいのかもしれません。

そうではない見直し論ですから、
少なからず時間がかかるのではないでしょうか。

「本質を押さえた議論がなされるのか」を見守っていきたいと思います。


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2010年07月02日

失われた20年

T大学のT先生(お名前を出してもよいのだが、お名前の後に ”先生” とつけると、「やめましょう」とおっしゃるので、この表記にさせていただきました(笑)。http://toyoro.seesaa.net/article/153409613.html 参照)が、今朝のツイートで、「地域包括ケア研究会報告書は、2012年の介護保険制度改正の骨子そのもの。読んどかなきゃダメですっ!」とおっしゃっていたので、慌てて放置していた地域包括ケア報告書をじっくりと読んだ。

読むにつけ、「これは、(特に理念的なものは)在宅介護支援センターが目指していたものと同じではないか」と感じてしまった。
(それを目指すことをしなかった在宅介護支援センターも実在するのであるが。)

自助・互助・共助・公助という分類で社会保障のあり方が説明されている。介護保険制度は、このうち「共助」に位置づけられているので、2000年以前は「共助」はさほど強調されていなかったような気がする。この点だけは違っているのだが、後の部分は「同じ」と感じてしまうのである。

在宅介護支援センターを経験した者の一人として、「では、この10年は何だったのだろう」と考えてしまう。いや、在宅介護支援センターの蓄積を活かせなかったということからすると、この20年は何だったのか、ということになる。

「共助」は、強制的な保険料徴収と税金の投入で財政基盤を作るので、利用者からすると「公助」に限りなく近いものである(利用システムに保険方式を使っているだけ)。
だから、「すべてのニーズや希望を「共助」の仕組みだけでは担えない」と報告書のはじめに前置きしているのであろう。

そして、「自助を基本としながら互助・共助・公助の順で」と優先順位を示している。さらに、(いつものことではあるが)「人生と生活の質」を枕詞にして「自助・互助の重要性」を強調している。

つまり、「介護保険制度では、あなたのニーズをすべて担えません。だから自助・互助でよろしく!」ということである。

今に始まったことではないので、あまり驚かないが、このあたりも「共助」を除いた形ではあるが在宅介護支援センターで議論していたような記憶がある。まさに「失われた20年」である。

もう一点、重要であるとする「自助・互助」のための指針があまりにも抽象的であることが気になる。
「学習する文化の醸成」とか、「学びのプロセスの構築」という私でも書けそうな紋切り型。
はたしてこれで大丈夫か。

制度論は苦手なので、このあたりで・・・。
posted by となりのトヨロ at 14:41| Comment(8) | TrackBack(0) | 随感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月30日

「違う」ことへの頓着

今日は、学生を連れて重症心身障害児(者)の通所施設の見学に行ってきた。
ボランティア実習の事前ガイダンスをしていただくためだ。

毎年、ここの施設長さんのお話を楽しみにしている。
「障がいを持っておられる方は、コミュニケーションのとり方が皆さんとは少し違う。これは、文化の違いだと思って欲しい。皆さんも、日本語が通じない場所に迷い込んだら、身振り手振りで何とか意思疎通を図ろうとするでしょう。それと同じです。」

今年は、この言葉が印象的だった。

その後、スヌーズレンルームの見学をして、動く光のパネル、ウォーターベッド、ボールプール等を見ると、「そうだった!これもコミュニケーションを支援するツールだった」と、不覚にも忘れていたことを思い出す。

私なんぞは、同じ日本語でコミュニケーションがとれる方々と向き合うことが殆どであるため(ソーシャルワーカー時代・ケアマネ時代と現在も)ついつい「同じ」というものの上にドッカと胡坐をかき、他者が搾り出した言葉の表面だけを採集してしまうことのなんと多いことか。
当然、個々の文化は違うはずなのに・・・。

「違う」ということに気づくためには、集中力、想像力、分析力、記憶力、忍耐力等々が必要であり、かなりのエネルギーを要する。
「違う」ということに、もっと頓着していかなければならない。

学生には申し訳ないが、私が一番の学びをさせていただいた。
posted by となりのトヨロ at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 随感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月29日

バリカンとボールペンの教え

5−6日前、愛用しているバリカンが水没した。水洗い厳禁のモノであったので、錆が出始め、スイッチが動かなくなったために、買い換えることにした。

「置き場所に気をつければよかった」と地団駄を踏むほど、悔しかった。

今日は今日で、大切にしていたボールペンをどこかに落としてしまった。長年愛用しているドイツ製の逸品だ。

動線を思い出しながら、何度も何度も探し回ったが見つからない。
これまた悔しくて、すぐさまインターネットで同じものを注文した。

「今日に限って、クリップが抜けやすい薄手のシャツを着てきてしまったからだ。なんか嫌な予感がした。」とか、「いつもペンケースに入れて持ち運ぶのに、今日に限ってなぜそうしなかったのだろう。」とか、「今日の占いカウントダウンの12位(蠍座)の意味はこれか。」などと悔やみながら、「新しいものが手元に届くまでクヨクヨするのだろう。」とちっちゃな自分と付き合う覚悟をしていた。

しかし、以前に比べて、自分の執着心が急速に薄らいでいくような感じを覚えた。

なぜだろうか?
バリカン事件があった直後だから、免疫ができていたのか?
金額が、さほど大きくないせいか?
どうもしっくりとする理由が見当たらない。

しばらく考えて、一つの仮説にたどりついた。
三次元の広がりに、時間軸が入り込んでいるのではないか、ということである。

人は、目に見えるモノに執着し生きていく。
しかし、人生の折り返し点を過ぎる頃から、「残り時間」を計算するようになる。
つまり、目に見えるモノ以外にも、執着する必要がある「時間」が加わってくる。そして、その「時間」の重要性が、目に見えるモノのそれを凌駕し始める。

さらに、「残り時間」と結びついた精神世界や霊的世界に軸足を置いた自身の価値観が加勢しているのかもしれない。

このように考えて、薄れる執着心に還流させてみると、腑に落ちた。

「ケアマネ研修では、主観的世界を取り扱っているくせに!」と、愛用のバリカンとボールペンは、自分の身を犠牲にして大切なことを教えてくれたのだろう。
posted by となりのトヨロ at 13:41| Comment(4) | TrackBack(0) | 随感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月27日

しくじった講義

ケアマネの試験まであと4ヵ月。

確か、私も4ヵ月前から勉強を始めたなぁ・・・などと思い出しながら、受験対策講座の講義に出かけた。

本日の山口県は、大荒れの天気。高速道路も50Km/h規制。 所々に大雨洪水警報なんかも出ていたりして、最悪のコンディション。

にもかかわらず、会場は満員。130名くらいいらっしゃったのか。

介護支援分野を170分で解説しなければならない。
準備したパワーポイントは、82枚。 しかも、アニメーションたっぷり。 単純計算すると、1枚を2分で解説することになる。

無理か・・・。

やはり、無理だった。

様々な投げかけをしても、反応があるのは3〜4名。

そっか、4ヵ月前だから、勉強を始めたばかりか!
だったら置いては行けない。
言葉の意味から説明に入り、半分以上の方がうなずくのを確かめて次に進む。

前半90分が終わって、パワーポイントは、28枚しか消化していない。

後半は、急ぎに急ぐ。  それでも、全部が終わらず。

反省しきり。 おそらく今日のビールは、不味いでしょう。


※受講された皆さまへ
大変申し訳ありませんでした。
会場でもお伝えしたように、疑問点がありましたら、メールでお寄せください。 文字通信では分かりにくいでしょうが、回答させていただきます。もし、共有化して構わないものでしたら、ブログ上でのQ&Aとさせていただきます。
posted by となりのトヨロ at 17:31| Comment(6) | TrackBack(0) | 随感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月24日

行脚先を物色中

タイミングとか諸々の条件を調整しつつ、次なる行脚先を物色中です。

9月18日・19日 岡山   とか

10月9日・10日 名古屋  とか

いかがでしょうか?

どなたかの反応をお待ちします!
posted by となりのトヨロ at 11:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 随感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月21日

喋るより動こう!

松葉杖で立ちすくんでいるAさん。
足を骨折しているとのこと。
「車いすを借りれないか」と申し出た。

5台の車いすが手の届く所に在る。
空気のチェックさえすればすぐに使える状態である。

Aさんの周りには5−6名の人。
Aさんを取り囲む彼らは、「吉島の許可が要る」と動かない。

連絡があり駆けつけてみると、Aさんの額からは汗が噴き出ている。

「私の許可が必要?」・・・そんなルールは、私(吉島)自身聞いたことがない。
仮にそのルールがあったとしても、後からでよいではないか。
なぜ動かない? 理由が分からない。

車いすを準備した後で、口だけは人一倍動く面々に、久しぶりに、キレた。
「その変なルールを作った人を、今すぐココに呼んできてください!」
posted by となりのトヨロ at 16:40| Comment(10) | TrackBack(0) | 随感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月20日

新・地域福祉合従策

6/4の日記で紹介させていただいた「スゴイ勉強会」に参加した。

参加者は、60名強。病院、老健、介護タクシー、居宅、訪問介護、包括、福祉用具、情報公表関係、行政、議員、小規模、特養、デイサービス、障がい者福祉関係、無認可保育所等々、業種もバラバラ。中小の事業者が中心の勉強会だ。
参加者の職種も資格も当然バラバラなのである。

そんな研修会場で、厚労省直輸入の最新情報が提供され、質疑応答が繰り広げられる。

もちろん、現場の要望も行政に伝えられ、「その後」もモニタリングされる。

ここまでは、事前の情報から想定していた範囲内であったが、一つだけ予想外の「言葉」に触れることになった。

その言葉は、この集まりが単に中小の事業者が群れることによって、大手の福祉事業者とわたり合おうという後ろ向きの発想に支えられた合従策はない、ということを端的に語った。

集まりの代表者によると、こうだ。「われわれの目的は、地域福祉。大手の福祉事業者は、我が法人のことを考えることが精一杯で、地域のことは考えられない。中小の事業者だけが地域福祉を実現できる。」

この哲学が、勉強会の底流にしっかり流れていたのである。

高邁な理念。しかも、実現しようと現に動いている。

頭をガツンと殴られたようだった。

実は、下関でも真似ようと出かけたのであるが、もう一度哲学・理念の練り直しだ。
posted by となりのトヨロ at 19:11| Comment(9) | TrackBack(0) | 随感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月18日

友を見舞う

本州と九州の間にある関門海峡は、海峡というより大きな河のようだ。
その両岸に、建築物がへばりつくように並んでいる。
対岸から自動車の動きなども見え、手を伸ばせば届きそうな感じである。

真ん中にある海は、東へ西へと時刻とともに潮流を変え、流れに逆らって航行する船は、全力で走りながらも「一生懸命に停まっている」という姿を見せてくれる。

両岸のすぐ海側には、幹線道路も走っていて、運転しながらこれらの景観を楽しむことができる(わき見運転注意!)。
私の高校時代の通学路でもあったためか、胸がキュンとなるほどこの風景が好きなのである。
高校の同級生も、おそらくそうなのではないだろうか。

この関門海峡のすぐ傍にある病院に、同級生の見舞いに行った。

運よく面会ができたのであるが、なんと仕事の部下とロビーで話をしていた。
「ここに来てまで仕事?」とは言わなかったが、彼の誠実さを改めて感じた。

二人がけのテーブルだったので、隣のテーブルから椅子を移動し私のためにセットしてくれた。

6階のロビーからは、関門海峡が見渡せる。
新しい病院なので、リゾートホテルと見違えるほどの環境。
ため息をつく私に彼はこう言った。
「見舞いに来る人の心は、癒されるぞ〜。入っとる方は、それどころやないけど」
笑っている。

おそらく、入院中の方々は「晴れて退院」という結果が出るまでは、目には入っても関門海峡の景観は写り込まないのだろう。
全快を祈りながら病院をあとにした。
帰路では、海峡の景色も変わって見えた。
posted by となりのトヨロ at 11:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 随感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする