2011年01月24日

コハク川

ニギハヤミコハクヌシ

「千と千尋の神隠し」に登場する白い竜、ハクの本名である。


千(千尋)は、ハクと以前どこかで出会った気がするのであるが思い出せない。

ハクも自分が何者なのか分からないのだが、千(千尋)をなんとなく知っているという。

物語の終盤で、千(千尋)はハクの背中で幼い頃に近所の川・コハク川で溺れかかった記憶に辿り着く。

ハクは、コハク川の神だったのだ。

そこで一気に、両者はどこで出会い、そこで何があったかを思い出す。

そして、二人の関係の深さに驚きながらカタルシスに至るのである。

ハクがアイデンティティを強く確認できたようすは、竜の鱗が剥がれ落ちて人間の姿になることで表現されている。



朧なもの、不明瞭な記憶、知っていそうなこと等が繋がった時に、人はエンパワーされる。

逆から言うと、繋ぐことができる人は<強い人>なのである。


ただ「嫌だ!」と言っていた人が、「○○だから嫌だ!」と言った瞬間はエンパワーされている。
二つの語りが繋がっているからだ。


エンパワーメントアプローチとは繋ぐお手伝いである。
「嫌だ!」を闇雲に「いいよ」に変貌させることではない。

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posted by となりのトヨロ at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 随感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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