2010年10月07日

「プライド」というNGワード

事例検討会をすると、「プライドが高い」という言葉がよく登場する。
「この方は、プライドが高くて・・・」とか、
「プライドが高すぎる方には、どのように関わればいいのでしょうか?」
などである。

アローチャートで分析する際も、
安易に「プライド」という言葉で括ろうとする。

このような場合、私は次のように言うことにしている。
「僕は今までプライドの低い人に出会ったことがない。
どんな人でもプライドを持って生きている」と。

勢い、私の事例検討会では、「プライド」という言葉は、
(分析をおこなう場合には)NGワードとなってしまった。

アセスメントをする際、問題にしなければならないのは、
「プライド」の中身である。

何を <誇り> とし、それは彼/彼女の <生> とどのように繋がっているのか。
そのことを紐解いていくのがアセスメントであろう。

ケアマネは、もっと言葉を吟味する習慣を身につけなければならない。
初めは深読みするくらいでちょうどいい。

よく使っている言葉に依存し、コンビニエンスに使ってしまうと、
よく使ってはいるが、よく分からない言葉になってしまう。

よく分からない言葉が増えれば増えるほど、
それらはアセスメントを浅いものにしてしまうのである。

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posted by となりのトヨロ at 16:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 言葉の吟味から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
よく分からない言葉が増えると・・・

そうですね。私も同感ですが、悲しいかな微妙な日本語の語彙が少ない・・・

どう表現すれば、相手に伝わるかがここ数年の悩み。介護・・・奥が深い仕事です。

また、素敵な時間が過ごせますように!!
今日はどうもありがとうございました。
Posted by mikami miyuki at 2010年10月11日 00:27
 院生時代,ゼミ教官から「簡単な言葉で説明してはいけない」とよく注意されました。

 プライド,確かに安易につかっているかもしれません。
 ご指摘のとおり,プライドを掘り下げてアセスメントすれば,その人らしい生き方やストレングスが見つかるかもしれません。

 簡単な言葉の「裏」をきちんとアセスメントする,常に頭に置いておきたいですね。
Posted by Maa-chan at 2010年10月11日 01:13
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