2010年08月24日

手抜き親父の言い訳とお礼

昨日のブログで「アローチャートが描けない」と言われる方々のために、
私自身がどのように描いているのかを少しご紹介しました。
すると、高野龍昭さんと どりーむさんから、
それを掘り下げ、補足してくださるコメントをいただきました。

貴重で、当を得たコメントだと思いましたので、記事にさせていただくことにしました。

高野さんは、「介護過程」や「ケアマネジメント過程」の「過程」を解説されるときに、
1)情報の収集
2)情報の取捨選択
3)情報の統合(関連づけ)
4)解釈
5)判断
というステップを示されるそうです。
そして、それは、私の考えと「ほぼ似ているのでは」とおっしゃってくださいます。

高野さんのステップは完璧で、
「手抜き親父(又はたぬき親父)」である私のものとは比べものになりません。
私は、手を抜くことばかり考えて仕事をしてきましたので、
高野さんの言われる 2)に関して、手を抜いてきました。
これは、どりーむさんのご指摘の通りです。


ここで一つ言い訳を。
なぜ手を抜いてきたかというと、 2)は、3)で点検可能であると考えているからです。
(ただし、アローチャートを用いて整理をするという前提ですが)

つまり、 3)情報の統合(関連づけ) をしていく際に、不足した情報は補われ、
現在、さほど重要でない情報は(アローチャートの)周縁部に追いやられ、
(場合によっては関連づけから外れてしまい)重要でないということが示されるからです。

高野さんが言われる、
「 1)をすることがアセスメントと思い込んでいるケアマネジャーや介護職員が多い。
大事なのは、集めた情報の関連性を見つめて、そのうえで考えること。」については、
異論を差しはさむ余地はまったくありません。
私も多くの研修でケアマネジャーや介護福祉士と向き合い、
そのことを肌で感じています。
この点については、思考習慣を変えていただくしか方法はないと思っています。

また、どりーむさんが、
「アセスメントシートを眺めていてもアセスメントはできない」
文字でも、(アローチャートのような)図でもいいので、書かないと始まらない」
と、ご指導されているにもかかわらず、それができない(書けない)。
また、その理由が分からないと困っておられます。

理由については私も「謎」なのですが、
確かに、それができる方とそうではない方が二極化します。
その時に、(口幅ったい言い方になりますが)、
できない方には「補助線」を引かせていただいています。

しかし、悩ましいことに、その「補助線」は、
できる方にとっては想像・創造の邪魔になるのです。
この点が、私にとって研修会での課題なのです。

コメントに対するお返事になっているかどうか心配ですが、
お二人のおかげで、「描けません」と言われる方への対応方法が
また少し補強されました。
ありがとうございました。


キーワード : ケアマネ 描けない アローチャート 過程

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posted by となりのトヨロ at 16:21| Comment(6) | TrackBack(0) | アローチャートの歩き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しつっこく、失礼します。

3)をすることで、2)を行うことができる。
そうだと思います。

それを繰り返すうちに、
段々と、1)→2)→3)→・・・
という思考プロセスが
身に付いてくるだろうと。

それと、ケアプランを考えるときは、
ニーズ→目標→援助計画の流れを
崩さないように話しています。

しかし、この図を考えるときは、
特に、最初のうちは、
結果から原因に遡っていく方法もありかなと
思っています。
転倒→歩行が不安定→片麻痺→脳梗塞
っていう具合です。
(当然、清書するときの矢印は、逆です)

要は、書けるところから書け。
最初から、正解を書こうと思うな、という発想ですが、
こういうのは、ダメですか?
Posted by どりーむ at 2010年08月25日 01:08
こんばんは。

「書けない」という記事を読んで、不安になりました。
私のやり方は間違っているのかなと。

今回は、退院後のサービス利用開始時に、「アローチャート」を作ってみました。

でも、
>自らの思考過程を「見える化」する
という事をしないで、アセスメントから計画書3表まで、先に作っていたのです。

なので、まずは練習、作ってみないとわからないと思い、順番が違うと思いながらも作成しました。
ワードで○と□に、問題点として考えられる事を書き入れ、切り取り、B4の紙の上で動かしながら関係性を考えてみました。

結果、自分がどの「個々の解決すべき課題」をどのサービスで解決しようと考えたのかが、見えてきた様に思います。

そんなに難しい事とも考えず、作ってみましたが(個々のニーズが、もっと複雑にからみあっているんだよなぁ、とは思いました)、内容を理解しないまま、間違ったやり方をしているのかもしれないと、記事を読んで思いました。

ぜひ、講習を受けさせて下さい。
西日本で講習をされる予定はありませんか?
Posted by yoneda at 2010年08月25日 19:11
どりーむ さま
「要は、書ける所から書け」 まさしく、その通りだと思います。私も同じセリフを使っています。また、おっしゃるように結果から原因に遡る方が考えやすいと思います。
Posted by トヨロ at 2010年08月26日 08:54
yoneda さま
コメントありがとうございます。
コメントを拝見するかぎり、「私のやり方」は、間違っていないと思います。 そもそも、それぞれの方が「私のやり方」を作っていただければと考えているくらいですし・・・。実務では、先に法定書類(第二表など)を先に作らなければならない場面は、たくさんあると思います。「まずは練習」という考え方でOKだと思いますよ。
西日本での研修ですが、11月13日(土)岡山で研修会を行います。他にもありますが、どのあたりがご都合がいいのでしょう?
私のブログのカレンダーに、今現在決まっている研修会の予定を随時載せていますので、ご参考にしてみてください。
Posted by トヨロ at 2010年08月26日 09:02
早速の返信、ありがとうございます。
岡山での研修には、ぜひ参加させてください。

また、
小郡市 アローチャート研修会
日時9月 24日 (金)
は、部外者が参加しても良い研修会なのでしょうか?
出来れば、参加させていただきたいと思っておりますが。

合わせて、研修会申し込みの方法も、よろしくお願いいたします。
Posted by yoneda at 2010年08月27日 12:14
yoneda さま
 どこの研修会でも参加は可能ですよ。
 ただ、この小郡市は、福岡県の小郡市ですがよろしいでしょうか?

 私から主催者にお話しますので、申し込みは特に必要ありません。
 ただ、お名前、勤務先名・所在地、ご連絡先(メールか電話番号)をお知らせいただけると助かります。
 連絡先→ toyorokujp@yahoo.co.jp
Posted by トヨロ at 2010年08月27日 12:26
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