2010年08月23日

アローチャートが描けません

「アローチャートが描けません」とか、
「うまく描けるようになるでしょうか」という訴えや問いをいただきます。

今年の夏は、そのことをずっと考えています。
「お前は、どうやって描いているのだ?」という自問自答の日々です。

そこから生まれた答えは、
(今のところ、ではあるが)
「作業の切り替えと、頭の中を見つめる」というものです。

アセスメントの作業は、
@ 情報の収集
A 収集した情報の分析
という二つのステップがあると以前書きました。
(↓ ご確認ください)
http://toyoro.seesaa.net/article/155880039.html
http://toyoro.seesaa.net/article/152591172.html

まず、
作業がステップ@からステップAに移ったことを明確に意識する必要があります。
情報収集というステップは、一旦終了していますので、
違う作業を開始するのだという覚悟をすることが必要です。
これが「作業の切り替え」です。
収集した情報をいくら睨んでもアローチャートは、描けません。
目の前の情報たちを強引に結びつけてやろうとしては、いけません。

では、何を睨み、見つめればよいのでしょうか。
その答えは、自分の頭の中にあります。

自分がどの情報とどの情報を結びつけようとしているのか、
(あるいは、結びつけたのか)を図に描いたものがアローチャートです。

だから、
アローチャートを描くためには、自分の頭の中を見つめるしかないのです。
自分は、Aという情報とBという情報を扱おうとしているんだな。
どっちが原因だとふんでいるのかな。
その考え方でいいのかな。
などと自分と話をするのです。



ステップ@では、必要な情報が集められているか、不足はないか、
と情報の「収集」に専念すればよいのです。
そして、
ステップAは、収集した情報を「どのように活かすか」
という作業に変わっていることを知ることが必要です。

つまり、情報に対する執着の仕方が変わるのです。

「アローチャートが描けない」と言われる方の多くは、
作業が切り替わったことを知らない(意識できない)で、
情報だけを見つめ続けているのです。



キーワード : ケアマネ アセスメント アローチャート 描けない


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posted by となりのトヨロ at 18:08| Comment(3) | TrackBack(0) | アローチャートの歩き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
たまーに私がやる「介護過程」や「ケアマネジメント過程」を意識した研修で解説している「過程」でいえば、

1)情報の収集
2)情報の取捨選択
3)情報の統合(関連づけ)
4)解釈
5)判断

・・・と説明しています。

たぶん、吉島さんのお考えとほぼ似ているのでは。

1)をすることがアセスメントと思い込んでいるケアマネジャーや介護職員が多いですよね。
大事なのは、集めた情報の関連性を見つめて、そのうえで考えること。

そうした訓練が介護やケアマネジメントの教育で必要だと思っています。
Posted by 高野龍昭 at 2010年08月23日 21:18
高野先生のおっしゃっている
2)情報の取捨選択
が、出来ていませんね。

なんで、ケアプランに悩んでいるという人に話をきくと、
けっこう、大事な情報をその分析、判断に活かせていない、
もったいないな〜と思うことが、
しょっちゅう、あります。

情報の収集と、そこから
分析、判断にもちいるチョイスをすること。
ここも、トレーニングが必要と、
私も思います。
Posted by どりーむ at 2010年08月23日 21:32
追加コメント

記事に関して・・・

私も、アセスメントシートを眺めていても
アセスメントはできないよ。
とにかく、
文字でも、
(アローチャートのような)図でもいいので、
書いてみること。
書かないと始まらないよ。
書くことで、自分の考えを自分でみることができる、
そうすることで、また気づきがあるから・・・
と、はっぱをかけています。

でも、なにがそうさせないのか?
(時間?恥ずかしさ?自信?それとも・・・?)
なかなか、取り組めないようです。
Posted by どりーむ at 2010年08月23日 21:44
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