2010年08月22日

「読む」をヒントにして

民主党代表選のニュースが多くなってきた。

議員や評論家が「票が読めない」などとしゃべっている。

これは、「他人の心が読めない」ということである。
だから、料亭に集まったり、勉強会などをして確認作業をするのであろう。

「読む」という言葉には多くの意味がある。

「本を読む、文章を読む」と使う場合も、
単に声に出してとなえるという以外に、
「理解する」「判断する」という意味が加わることもある。

また、「推測する」「察知する」という意味でつかわれる場合もある。
「票を読む」や「空気を読む」などは、このあたりなのか。

要するに、見えないものを見ようとする営為である。

飛行機の機体や自動車の車体に
小さなラベルのようなものをたくさん貼り付け、
空気の流れを目に見えるものとして確かめるシーンは、
誰しも一度は見たことがあるのではないだろうか。

抽象的な概念を量的に分析する場合、観察可能な下位概念を設定することも
見えないものを見ようとする工夫だろう。

「見えないものをなんとか見たい」という願いは、
「理解できないことをなんとか理解したい」という願いに他ならない。
そのような強い情熱が人間を進歩させる。

ケアマネや対人援助職と呼ばれる方々にも
この強い情熱を持って欲しいと願っている。

利用者・家族のもつ主観的世界の深みに
強く誠実な関心を寄せて欲しい。
そこに軸足を置くアセスメントをして欲しい。


自分が「利用者」と呼ばれるようになったら、
きっとそう思うはずである。

キーワード : ケアマネ 介護福祉士 ソーシャルワーカー アセスメント


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posted by となりのトヨロ at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉の吟味から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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