2010年08月14日

体験と経験の違い

本を読んでいて、ハッとし、
慌てて辞書を引く体たらくです。

「体験」と「経験」の違いなんて、
今まで吟味したことがなく、恥ずかしい限りです。

大辞林によれば、次のように書かれてあります。
「体験」は、自分自身の身をもって実際に行う意。
「経験」は、自分で実際に見たり聞いたりして
知識・技術などとして身につける意。


つまり、体験から得たモノが経験ということになるのでしょうか。


体験は、場合によっては、体験した本人以外からの情報でも確認可能でしょう。

しかし、経験は体験したことに本人の意味づけが加わりますので、
本人にしか分からない情報ということになるでしょう。

では、ケアマネをはじめとする対人援助職は、何に耳を傾け、
何を知ろうとすればよいのでしょうか。

それは、体験と経験に、
「それを本人がどう語るのか」ということを加えて
その三者の関係性だと思います。

例えば、Aさんがケアマネの薦めでデイサービスの体験をしたとします。

【体験】 △月△日、デイサービスの体験をした。入浴もした。
【経験】 嫌だったがケアマネさんが薦めるので、デイサービスの体験とやらに行った。入浴もしたが、まあ悪くはない。
【語り】 「楽しそうだから行ってみたけど、私は二度と行きたくありません。」

この【体験】と【経験】と【語り】の関係性に着目することが、
本人の主観的世界に近づこうとする営為
なのです。

いずれか一つの情報だけではアセスメントは出来ないということです。

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posted by となりのトヨロ at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉の吟味から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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