2010年07月04日

「地域包括ケア研究会 報告書」拾い読み(2)

久しぶりに全く予定のない日曜日でしたので、昨日に引き続いて「地域包括ケア研究会 報告書」を少し丁寧に読んでいました。

すると、大変なことに気づきました。
昨日の記事に誤りがあったのです。

p28の「地域包括支援センター運営協議会は形骸化していないか?」というくだりです。

実は、p27〜p36は、2025年の地域包括ケアシステムの実現すべき姿を書いたものであり、「現状は○○だ」という分析ではありませんでした。
したがって、私の「・・・形骸化していないか?」という現実に関する指摘はトンチンカンなことを言っていることになります。

戒めのために記事は修正せずに晒したままにしておきますので、どうぞ笑ってやってください。


さて、気をとりなおして、「実現すべき姿」の中から、私たちが押さえておかなければならないことをいくつか取り上げてみたいと思います。

まず、p3「基本認識」の最初に「住宅」という言葉が登場します。最初にです。他にも「住宅」は、たびたび登場します。
昨日の記事にも書きましたが、施設を住宅と位置付けるという発想の転換がこの報告書の底流にあるのです。

これは、デンマーク・スウェーデン・オーストラリア等の諸外国の潮流を参考にしているようです(p17〜p18)。

これまでは、ともすると「施設」と「在宅」とが(二項対立ではないと言われながらも)対峙させるように語られ、事実二者択一の論理で処理されて来たように思います。

その構図から、後15年かけて「施設」という軸を消し去ろうということです。 
〔註:もちろん、そのための課題も整理されています(p42)〕

つまり、介護度や健康状態に合わせて転々と施設を渡り歩くのではなく、生活設計の中で住居を選び、必要があれば(あるいは望めば)転居するということです。

そして、それを前提にして、介護保険制度をはじめ、さまざまなサービスを外部サービスとして提供できる地域を創ろうというのです。

これからは、住み替えというライフスタイルを(介護度や健康状態とは切り離してでも)共に考えることができる専門職が求められるのかもしれません。

あと二つほど気になる点があります。
「地域」ということと、「ケアマネ」に関してです。

(つづく)
posted by となりのトヨロ at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 地域包括ケア研究会 報告書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。