2010年06月10日

間違うことを恐れるよりも・・・

「社会福祉原論」岡村重夫著(全国社会福祉協議会)をテキストとして毎月行っている社会福祉原論勉強会が、いよいよ佳境に入ってきた。

社会関係は、「客体的側面(制度的側面)」と「主体的側面(個人的側面)」の二重構造である、というくだりは何度読んでも鳥肌が立つ。

この勉強会では、大切な箇所や分かりにくい箇所について、参加メンバーに解釈を求めることにしている。

解釈といっても、ごくごく身近な例を引いて語ってもらうという感じである。「ナスビが畑にあって・・・」とか「我が家の経済状況は・・・」といった生活感あふれるたとえ話に笑いがおこる。

「福祉とは、コレコレシガジカである」と自分の言葉で語ることができる福祉職を一人でも多く増やしてゆきたいと強く思う。

語って間違ってしまうことを恐れる必要は無い。人の意見は皆違うものだ。
それよりも語ろうとしないことを恐れたほうがいい。
考えようとしないことを恐れるべきだ。

他人の語りに耳を傾け、自分の考えとすり合せる。すり合わせて腑に落ちない部分を自分の言葉で語り戻す。そのようにしてしか福祉観を練ることはできないとさえ思う。
posted by となりのトヨロ at 09:42| Comment(6) | TrackBack(0) | 社会福祉原論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても有意義な
勉強会の様子ですね。

私も
途中からの社会福祉学で
腰が定まらないまま
定年間近ですが
岡村先生の本を
いよいよ
読まねばと
思っています。

やはり
ここで
書かれているとおり
共に学ぶ仲間が必要ですね。

Posted by bonn1979 at 2010年06月10日 09:56
bonn1979 さま
コメントありがとうございます。

私自身、「仲間」に助けられていることを肌で感じる勉強会になってきました。

岡村理論にも批判はありますが、社会が変わっても褪色しない理論は、現場人にとって支えになります。

ここでも薩長同盟やりますか!
Posted by トヨロ at 2010年06月10日 10:30
私は、どちらかと言うと人前では自分の意見は言えないほうです。
だからと言って、考えていないわけでもなく、恐れもあると思います。
考えて言葉にまとまるスピードも遅く理解も鈍く時間がかかります。その間に次の話題に進んでいたりします。
勉強会に参加するのは、考え方の幅も広がるので面白いのですが、終わった後は、言えなかった自分に、いつも自己嫌悪抱いていますね。
Posted by まるちゃん at 2010年06月10日 14:06
まるちゃん さま
コメントありがとうございます。
勉強会の中で語ることができなければ、別の場所で語るといいですね。
あるいは、語りながら考え、考えながら語るというblacktiger方式などもアリでしょう!
Posted by トヨロ at 2010年06月10日 14:32
豊録先生 さすが!!!!!

そうですね。語りながら考え、考えながら語る、自分では思っていないですが、そのようです。また、時々、言いながら、自分の中で、第三者がいて、自分の言っている事に、自分で陶酔している自分が、います。(ちょっと、変かな?)====⇒ごめんなさい、変人でした。
Posted by blacktiger at 2010年06月11日 07:07
blacktiger さま
コメントありがとうございます。
勝手にお名前を使いました。ごめんなさい。

人は、語りながら自分の意思に気づくことってありますよね。 
Posted by トヨロ at 2010年06月11日 15:44
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