2010年05月27日

生活と道具たちとの関係を考える場所

 昨日は、学生を連れて北九州市の福祉用具プラザ(北九州市介護実習・普及センター)に行った。

 多くの福祉用具があるのは当たり前だが、住宅改修のBefore/Afterや、コンピュータを使った福祉機器などもかなり本格的であった。そして、半年に1回は、これら福祉用具の入れ替えを検討するという。

 また、工房が併設されていて、自助具の製作が行われている。使われる方の体の状況に合わせて、身の回りの道具を改造したりしながら実用的なもの・世界に一つしかない生活用品を作っているのだ。

 今回、学生に対する説明は私自身が行ったが、必要があれば無料で作業療法士や介護福祉士が解説してくださるそうだ。

 立地条件や交通アクセスが良いせいもあるのだろうが、4時間余りの見学の間にも、多くの市民が出入りし活気もある。

 道具から生活を想い、生活から道具を考える。

 大量に生産・販売ができるものは、どんどん暮らしに入り込んでくる。しかし、算盤に合わないものは開発されにくい。ユニバーサルデザインという思想をもった仕組みやモノを持ち込んだとしても、痒いところには全く手が届かない人々が同じ社会で生活していることを忘れてはならない。

 だからこそ、このような場所の存在は重要な意味を持つ。

 全国各地にある介護実習・普及センターの福祉用具展示スペース。場所によっては「もうその役割を終えた」などと言われる所もある中で、北九州市は頑張っていた。仮に「事業仕分け」があったとしても、廃止や縮小にはならないだろう。
posted by となりのトヨロ at 11:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 応援したい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりにコメントを書きます。

北九州の福祉用具プラザは、良いでしょう。
市民として、威張れるところだと日頃から思っていましたが、他都市の方から言われてうれしいです。市民税を払っていて、使われていると思うと、行政の方々にお礼を言いたいです。
学生諸君も勉強になり、先生の株も上がったかな。



Posted by blacktiger at 2010年05月27日 16:40
blacktiger さま
 コメントありがとうございます。

 血の通ったプラザだと思いました。
 4時間の説明は、少々疲れましたが、それでも説明しきれないくらいの用具がありました。
 車いす・ホイスト・ポータブルトイレなども充実していました。
Posted by トヨロ at 2010年05月27日 16:55
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